学校徴収金467万円着服 真砂中元事務職員を免職 千葉市教委

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事務職員の学校徴収金着服を謝罪する布施教育総務部長(中央)=25日、千葉市役所
事務職員の学校徴収金着服を謝罪する布施教育総務部長(中央)=25日、千葉市役所

 千葉市教委は25日、今春まで勤務していた市立真砂中学校(美浜区)で修学旅行積立金など学校徴収金約467万円を着服したとして、稲毛区の市立小学校事務職員、石鍋誠道主任主事(34)を懲戒免職処分にした。管理監督者責任として真砂中の校長を減給10分の1(3カ月)、当時の教頭を減給10分の1(1カ月)とした。

 石鍋主事は着服した金を競馬や生活費に充てていた。今月13~14日、着服金や私費計40万円で馬券を購入して穴埋めしようとしたが失敗。翌15日の市教委の聴き取りで流用を認めた。市教委は刑事告訴について、千葉西署と協議している。

 市教委によると、真砂中に勤務していた昨年9月~今年3月、複数回にわたって学校の銀行口座から修学旅行積立金を引き出したり、校内の金庫から現金を盗んだりしたとされる。昨年9月に同金庫内で自ら管理していた現金が26万円足りないことに気付き、学校徴収金を横領して競馬で補てんしようとしたのが着服の始まりと説明している。

 後任の事務職員が今月9日、修学旅行積立金など学校徴収金の通帳3冊が足りないことに気付き発覚。石鍋主事は「自分一人の行動で千葉市全体の事務職員の信頼を失ってしまったことは申し訳ない」と反省しているという。真砂中では当時、鍵の保管も含めて学校徴収金の管理は石鍋主事に任せきりで、校長らは確認を怠っていた。

 市教委は25日夜、保護者を集めて職員の着服を謝罪するとともに、来月の修学旅行は予定通り行うとした。着服金は校長らが全額立て替えており、石鍋主事は弁済の意思を示している。

 市教委の布施俊幸教育総務部長は25日、市役所で会見を開き「生徒や保護者、関係者に多大なる迷惑と心配をかけ、学校教育への信用を失墜させる出来事を招き深くお詫びする」と謝罪した。再発防止に向けて、今後は抜き打ち調査の実施や市教委へ提出する「学校徴収金事務検査報告書」に通帳の写しの添付などを徹底する。