事故現場でPTA役員ら見守り 登校付き添う親も 木更津女児死傷

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女児2人が車にはねられた県道交差点の横断歩道を渡る児童と見守るPTA役員ら=24日午前7時10分ごろ、木更津市江川
女児2人が車にはねられた県道交差点の横断歩道を渡る児童と見守るPTA役員ら=24日午前7時10分ごろ、木更津市江川
安藤音織さん
安藤音織さん
送検のため木更津署から出る高山容疑者=24日午前9時半ごろ
送検のため木更津署から出る高山容疑者=24日午前9時半ごろ

 木更津市江川の県道交差点横断歩道で23日朝、登校中のいずれも市立岩根小3年で8歳の女児2人が軽乗用車にはねられて死傷した事故で、一夜明けた24日朝、事故現場の交差点にPTA役員らが立ち、登校する児童を見守った。

 現場は交通量が多い片側2車線の見通しの良い直線。押しボタン式の信号機が青に変わると、横断旗を持った保護者らに見守られた子どもたちが、手を上げて横断歩道を渡った。

 付近には亡くなった安藤音織さんを悼む花束やお菓子が供えられ、冥福を祈り手を合わせる児童や、事故を心配して学校まで付き添う保護者の姿もあった。

 見守りをしたPTA会長の男性(47)は「事故は信号無視の可能性が高く、同じ親として怒りしかない。悲しいことが二度と起きてほしくない」と憤った。小学2年と6年の孫娘を学校に送った女性(51)は「心配になりできる限り付き添おうと思った。青信号でも車が完全に止まるのを確認するよう子どもに何度も伝えた」と話した。

 同校では朝の全校集会が開かれ、唐鎌勲校長が改めて安藤さんが事故で亡くなったことを伝えた。児童たちは真剣な表情で聞いていたという。大型連休明けを含めた当面の間、登下校の時間帯にPTAが子どもたちを見守る。

 事故は軽乗用車の運転手が赤信号を見落とし、横断歩道を歩いていた女児2人をはねたとみられる。明確なブレーキ痕はなかった。木更津署は24日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕した自称アルバイト、高山登容疑者(49)=同市請西東5=を同過失致死傷容疑に切り替えて地検木更津支部に送検した。