現場騒然 過去にも事故 木更津女児2人死傷

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 女児2人が死傷した事故現場に居合わせた目撃者の証言から、事故の悲惨な状況が浮かび上がった。近所の男性(36)によると、近くにある陸上自衛隊木更津駐屯地から隊員が駆け付け、女児2人に救命措置を施した。登校するほかの児童や付き添いの保護者は衝撃を受けた様子で、現場は騒然となった。

 近くに住む女性(62)は、現場のそばに座り込み、ぼうぜんとしている男性の姿を見た。「事故の関係者なのか分からないが、しゃがんで顔面蒼白(そうはく)で力ない様子だった」と振り返った。

 現場は、同市の中心市街地と東京湾アクアラインを結ぶ片側2車線の幹線道路。周囲には住宅街があり、以前から事故を危惧する声もあった。

 同小4年の長女の母親は「千葉県内外から来る多くの車がスピードを出し、危ないと感じていた」と指摘。数年前にも長男の同級生が現場近くで車にはねられ、足を骨折する事故があったという。

 今回の事故を受け、下校時に子どもに付き添う保護者の姿も。同小1年の男児の母親は「事故を知って心配になった。とても胸が痛む」と伏し目がちに話した。

◆昨年死傷者275人 千葉県内児童の交通事故

 千葉県警交通総務課によると、昨年に小学生が歩行中に交通事故に遭い死傷したのは275人。昨年3月には、白井市の男児(7)が、小学校前の横断歩道を横断中に軽乗用車にはねられて死亡した。

 同課によると、交通事故で死傷した小学生は学年別では2年生が63人、1年生が61人、3年生が51人と低学年に多くみられた。横断歩道を歩行中だったのは80人で、うち1人が死亡している。

 時間帯別では午後3時台が53人と最多で、午前7時台が49人、午後4時台が45人だった。登下校中に事故に巻き込まれるケースが多いとみられる。