「思い継ぐ」と出馬へ 殺害された木更津市議の妻

 木更津市の自宅で9日に殺害された市議、石川哲久(のりひさ)さん(71)の妻で、会社役員の富美代さん(64)が、4月21日投開票の市議選に無所属で立候補する意向を固めた。本人が26日、取材に明らかにした。「主人の思いを引き継ぎ、健康福祉の充実を訴えたい」としている。

 哲久さんは自宅マンションで9日に殺害され、千葉県警が翌10日、殺人容疑で娘婿の祥一容疑者(44)=岡山市=を逮捕した。市関係者によると、哲久さんは一時、祥一容疑者を後継指名していたが、家庭内のトラブルなどがあり、自身が出馬することにしていた。

 木更津市議選には、定数24を上回る候補者が出馬する見通し。

◆娘婿を鑑定留置 

 木更津市議の石川哲久さんが自宅マンションで殺害された事件で、千葉地検は26日、県警が殺人容疑で逮捕した娘婿の祥一容疑者の刑事責任能力を調べるため、鑑定留置を千葉簡裁に請求し、認められた。期間は約3カ月。

 祥一容疑者は9日夜、同市中央2にあるマンションの石川市議宅で、市議の頭や顔を鈍器のようなもので殴打し、胸や腕などを包丁で複数回刺して殺害した疑いで、10日に逮捕された。県警によると「殺意はなかった」と供述している。祥一容疑者は精神的に不安定だったとの話もある。


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