元社長に懲役15年求刑 香取遺棄、弁護側は殺意否認

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 取引先の会社社長の男性=当時(69)=を殺害し遺体を燃やしたとして、殺人や死体遺棄・損壊の罪に問われた元土木建設会社社長、飯島健司被告(77)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が7日、千葉地裁(松田俊哉裁判長)であり、検察側は「犯行態様は危険で悪質」として懲役15年を求刑した。判決言い渡しは15日。

 論告で検察側は「無防備な被害者に対し、殺傷能力が高い鉄パイプで複数回強打した。死ぬ危険性が高い行為と分かってやった」として殺意があったと主張した。

 弁護側は「被害者の理不尽な要求や従業員への誹謗(ひぼう)中傷に憤まんした突発的な犯行で、危険な部位は殴打していない」と殺意を否定。「男性の心臓の持病が死亡を早めた可能性がある」と述べ、傷害致死罪を適用し、執行猶予付きの判決を求めた。

 起訴状などによると、昨年3月3日午後、成田市山之作の資材置き場造成地で、取引先の加藤和夫さん=同市幸町=の頭などを鉄パイプのようなもので殴るなどして殺害。同日夜から同月5日ごろまでの間、部下の専務だった男性(53)=死体遺棄・損壊罪で執行猶予付き有罪=と共謀し、遺体を軽トラックで香取市玉造の山中まで運び、木片と一緒に燃やし損壊させたとされる。