「抜かれたくない」 再び藤井七段の壁に 近藤誠也六段

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近藤誠也六段
近藤誠也六段

 最上位のA級と同様に注目された将棋の名人戦順位戦C級1組最終戦は、近藤誠也五段(22)=5日付で六段、八千代市出身=や藤井聡太七段(16)ら4人が8勝1敗で並び、昇級枠の2席を争うし烈な対局だった。先月の9戦目に続き藤井七段の“壁”となって立ちふさがった近藤六段は「(順位戦は藤井七段に)抜かれたくない」と、昇級と昇段の「ダブル昇格」を喜びつつ、今後もぶつかる最年少プロへ、静かな闘志を燃やした。

 近藤六段は、先月の9戦目で藤井七段と直接対局。負ければ昇級が遠のく重要な一番で、順位戦で連勝を続けてきた藤井七段から大きな一勝を手にした。

 藤井七段にとって9戦目は「勝てば昇級」もあっただけに、対局後には大きく落胆する表情を見せていた。

 最終戦は昇級の懸かった4人とも勝ったが、前期の順位により近藤六段は昇級、藤井七段は昇級を逃し、明暗が分かれた。

 互いに若く実力のある近藤六段と、藤井七段。近藤六段は「必ずまた当たる。力をつけたい」と壁になり続ける気概を示した。

 「タイトルを狙える棋士になれるよう一戦一戦集中する」。近藤六段の躍進は続く。

(社会部・渡邊翔太)