長男、殺人罪でも起訴 九十九里浜女性切断遺体

 大網白里市など九十九里浜の南北約10キロの範囲で昨年9~10月、八街市八街ほ、無職、山田容子さん(75)の切断された胴体や頭部などが相次いで見つかった事件で、千葉地検は28日、容子さんを窒息死させたとして殺人罪で、同居していた長男で無職、基裕容疑者(38)を起訴した。認否を明らかにしていない。

 地検は昨年12月、自宅でのこぎりなどを使い容子さんの遺体を切断して川などに捨てたとして死体損壊・遺棄の罪で起訴。県警は今年2月6日、殺人容疑で再逮捕した。捜査関係者によると、遺体を切断して遺棄したことは認めているが、殺害は否認している。

 起訴状によると、昨年9月25日から27日までの間、自宅で容子さんの首を圧迫して窒息させ、殺害したとしている。県警は司法解剖の結果、死因は不明としていた。

 基裕被告は昨年11月、死体損壊・遺棄容疑で逮捕された際、「財産を巡り母と口論になり、肩を揺さぶると翌朝死亡していた」などと供述していた。殺害後すぐに遺体を切断、遺棄したとみられる。

 遺体は昨年9月29日朝、大網白里市四天木の堀川河口で、釣り人が胴体を見つけた。3日後の10月2日に九十九里町片貝の片貝海岸で頭部が、白子町浜宿の浜宿海岸で右脚が相次いで見つかり、同8日になって九十九里町小関の片貝漁港で左脚が見つかった。脚はいずれも足首から先がなく、他の部位は見つかっていない。


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