顔が変色、血も付着 25日午前から連絡取れず 山武の男性殺害

男性が死亡しているのが見つかった製材工場に入る県警の捜査員=26日、山武市埴谷
男性が死亡しているのが見つかった製材工場に入る県警の捜査員=26日、山武市埴谷
記者会見で事件と捜査本部設置について説明する内川正年捜査1課長(右)と浜元裕彦山武署長=26日午後、山武署
記者会見で事件と捜査本部設置について説明する内川正年捜査1課長(右)と浜元裕彦山武署長=26日午後、山武署

 山武市埴谷の製材工場で25日夜に誉田一夫さん(71)が死亡しているのが見つかり、千葉県警は26日、山武署に捜査本部を設置し殺人事件として捜査を始めた。誉田さんは顔の一部が変色し血が付着。手にひものようなものが巻かれており、県警は司法解剖して致命傷の有無など死因を調べる。誉田さんは遺体で見つかった当日の午前から連絡が取れなくなっていた。

 県警によると、誉田さんは平屋建て工場内の独立した居住スペースの床に倒れていた。腐敗は進んでおらず、死後長い時間は経過していないとみられる。県警は着衣の乱れや争った形跡の有無を明らかにしていない。

 現場で1人で寝泊まりしていたとみられるが、住民票の住所が東京都江東区との情報があり、生活状況や工場の業務実態の確認も急ぐ。捜査関係者は「取引先とのトラブルはいまのところ確認できていない」としている。

 誉田さんと連絡が取れないことを不審に思った女性従業員が25日午後10時40分ごろ、夫と一緒に現場を訪れて遺体を見つけ、夫が「社長宅に来たら室内で倒れていた」と110番通報した。女性が同日午前に出勤した際、誉田さんの姿が見えず、その後の電話にも応答がなかった。

 近隣の人の話によると、製材工場は20年ほど前に建てられ、数年ごとに名称を変えて営業を続けていた。近所に住む男性会社員(65)は「事件が起こるような場所ではないので驚いている」と話し、別の男性(77)は誉田さんについて「特に変わった人という印象はなかったが…」と事件を信じられない様子。

 工場前には規制線が張られ複数の捜査員が出入りし、周辺を捜索するような機動隊員の姿も。近所の女性は、県警にドライブレコーダーの記録提供を依頼され「何が起きているのか分からず不安だ」と口にした。


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