鉛弾?受けた猫死ぬ 虐待相次ぐ稲毛海浜公園 殴打や顔に接着剤

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ボランティアが作成した資料。鉛弾が背中などに埋まっていた雌猫「ヒトミ」(上)と、摘出された鉛弾(右下)
ボランティアが作成した資料。鉛弾が背中などに埋まっていた雌猫「ヒトミ」(上)と、摘出された鉛弾(右下)

 千葉市美浜区の稲毛海浜公園で、鉛弾が撃ち込まれたとみられる猫が見つかったことが16日までに、猫を保護するボランティアや同公園管理事務所への取材で分かった。鉛弾を受けた猫は15日夜に死んだ。同公園にはボランティアらが世話する「地域猫」が約60匹おり、2016年以降、殴打されたり接着剤をかけられたりする虐待被害が少なくとも9件確認されている。通報を受けた千葉西署は、動物愛護法違反の疑いで調べている。

 ボランティアによると、同公園で先月8日、血だらけの猫を見つけて保護し、市内の動物病院に運んだ。自宅に連れ帰った女性が猫の背中に異物が埋まっているのに気付いて、動物病院を再訪問。背中と脇の計2カ所から鉛弾のようなもの(長さ10ミリ、太さ5ミリ)が見つかり、同21日に摘出手術を行った。術後に回復せず、今月15日に死んだ。

 死んだ猫は推定10歳の雌で「ヒトミ」と名付けた地域猫。自宅で一時保護した女性は「空気銃などで撃たれたと考えられる。罪のない猫を虐待するのは許せない」と怒りの声を上げた。

 同事務所によると今月8日には、血を流した別の猫の体内から鉛の塊が2個見つかった。16年以降、猫の顔などに接着剤がかけられたり、殴打されて死んだりする被害が計9件確認されているという。

 虐待被害がなくならず、同事務所は園内8カ所に動物虐待防止を呼び掛ける看板を設置。ただ、「効果は得られてない」という。動物愛護法違反の疑いで調べている同署は、パトロールを強化するなどしている。