作文“過去問”で1人受験 教員が誤配布、採点・選考へ 生浜高の定時制

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 千葉県立生浜高校(千葉市中央区)は14日、定時制の入学試験の作文問題で、受験生のうち1人に前年の試験用紙を誤って配布し解答させていたと発表した。前年の設問文は外部に公表していないことなどから採点上の不公平はないとして、再試験は行わずに採点し選考する。

 ミスがあったのは、13日午前に実施した普通科の前期入試2日目で、74人が受験。試験は作文と部活動実技の選択制で、作文を選んだ57人のうち、別室受験だった中3男子生徒1人に、監督役の男性教員が誤って前年の試験用紙を配った。

 同校によると、用紙を保管場所から試験会場に持ち出す際に入れる茶封筒を再利用しており、中に前年の用紙が1枚残っていたことに気付かなかった。同日中に採点担当者が気付き、校長と教頭が午後、本人宅で直接謝罪した。

 試験用紙は設問文と原稿用紙が一体。前年と今回の解答用紙に、指定字数の変更がなく、過去の設問文を外部に公表していないことなどから、同校は「公平な採点が可能」として、再試験は行わない。

 堀切健一校長は「受験生や関係者に多大な迷惑をお掛けした」と謝罪した。