「わいせつでPTSD」 千葉県内小6女児、教諭ら提訴 胸触られ不登校に

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提訴後の記者会見で女児の被害状況などを語る父親(右)と母親=30日、千葉市中央区の県弁護士会館
提訴後の記者会見で女児の被害状況などを語る父親(右)と母親=30日、千葉市中央区の県弁護士会館

 千葉県内公立小学校6年の女児(12)が、5年生だった時に30代男性教諭から胸を触られるなどのわいせつ行為を受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になり登校できなくなったとして、教諭や県などに計約1千万円の損害賠償を求める訴訟を30日、両親とともに千葉地裁に起こした。

 訴状などによると、2017年9月ごろから18年2月ごろまでの間、学校の廊下で顎や脇をくすぐるなどされ、体育館の女子トイレで清掃中に頭をなでられ、服の中に手を入れ胸を触られるわいせつ行為を繰り返し受けたとしている。

 提訴後に記者会見した両親や代理人によると、女児は同2月ごろから不登校になり、6年生になった4月にPTSDと診断された。学校側から「教諭と顔を合わせないように配慮する」と言われたが、4月の始業式の日に廊下で教諭と出くわし、女児は体を震わせて母親に抱き付いたという。

 教諭が7月に地元の教委勤務となったため、女児は毎日ではないが、母親に付き添われて登校して一緒に保健室で過ごしている。わいせつ行為は主に2人だけの時に行われ、教諭が女児を女子トイレ掃除担当にさせたとしている。

 父親は「一番の願いは、夫婦の宝物である娘の心を元通りにしてほしい。同じような思いをする子どもが、二度と出ないようにして」と訴えた。両親は県警に被害届を提出している。

 県教委によると、教委や校長の聞き取りに教諭は、体をくすぐったことは認め「励ますつもりだった。胸は触っていない」とわいせつ目的を否定。同様に他の児童の体も触っていたが、被害の訴えはないという。

 提訴に県教委は「訴状を見てから対応を検討する」とした上で「(体を触る)セクハラがあったと認識している。女児が傷ついたことは事実。重く受け止めている」と話した。