18億円不正引き出し 主導役か男公開手配 千葉県警

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千葉県警が窃盗容疑などで公開手配した井上容疑者(県警提供)
千葉県警が窃盗容疑などで公開手配した井上容疑者(県警提供)

 17都府県のコンビニの現金自動預払機(ATM)から18億円超が引き出された事件で、千葉県警は28日、窃盗容疑などで指名手配していた住所、職業不詳の井上勇容疑者(41)を公開手配に切り替え、顔写真を公表した。県警はこれまでに暴力団組員ら47人を逮捕しているが、井上容疑者は事件を主導した首謀者の一人とみて調べている。

 一連の事件では南アフリカのスタンダード銀行が発行したカードの顧客情報が悪用され、全国の警察がATMから現金を引き出す「出し子役」や勧誘役を摘発。捜査関係者によると、井上容疑者は暴走族グループ「関東連合」(解散)の元メンバーとみられる。

 手配容疑は2016年5月15日午前6時55分~同7時35分ごろ、県内のコンビニなど3カ所に設置されたATMで、偽造カードを使用し、計290万円を不正に引き出したとされる。

 県警国際捜査課によると、県内では約2億円が引き出されており、井上容疑者を昨年2月に指名手配。福岡県警も昨年9月に指名手配したが、両県警はさらに広く情報を募るため公開捜査に踏み切った。

 井上容疑者は身長170センチぐらいの中肉で、同課の担当者は「どんな小さな情報でも提供してほしい」と話している。情報提供先は緊急時110番通報か、船橋署(電話)047(435)0110。井上容疑者の画像は県警のホームページやツイッターにも掲載している。