逮捕の父「しつけで水」 1年前から暴言や泣き声 野田小4女児死亡

送検のため野田署を出る栗原勇一郎容疑者=26日午前8時51分
送検のため野田署を出る栗原勇一郎容疑者=26日午前8時51分

 野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡しているのが見つかった事件で、野田署が傷害容疑で逮捕した父親の勇一郎容疑者(41)が「しつけの一環で水をかけたりした。生活態度を注意したらもみ合いになった」と話し、死亡当日の24日は午前10時ごろから「しつけで立たせたり、怒鳴ったりした。けがをさせたつもりはない」と説明していたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。同署は26日、勇一郎容疑者を送検した。

 また、心愛さんを千葉県柏児童相談所が一時保護したのは、市内の別の小学校に通っていた2017年秋ごろにアンケートで「父からいじめを受けている」と回答したためだったことも判明。近所の住民は以前から、男性が怒鳴る声や女の子の泣き声を聞いていた。

 心愛さんに複数のあざがあったことから、同署は日常的に虐待を受けていたとみて司法解剖して死亡との関連を調べている。

 近くの女性によると、勇一郎容疑者の自宅の方から「うるさいんだよ、お前は」「死ね」「殺してやる」との男性の暴言や、「お母さん怖いよ」などと泣きじゃくる女の子の声が1年以上前から聞こえた。最近ではほぼ毎日怒鳴り声が聞こえ、心愛さんが死亡した24日は、午後6~7時ごろに特に大きな声だったという。

 泣き声をよく聞いたという近所に住む男性(61)も「しつけの一環で女の子を外に出していると思った。こんなことになるとは」と驚いた様子で話した。

 勇一郎容疑者は24日深夜「娘を風呂場に連れて行ってもみ合いになり、意識や呼吸がなくなった」と110番通報。駆け付けた救急隊員が死亡しているのを発見した。同署は24日午前10時~午後11時20分ごろ、自宅で心愛さんに冷水シャワーをかけたり首付近をつかんだりした容疑で、25日に逮捕。逮捕後の認否を明らかにしていない。

 心愛さんは母親(31)と妹(1)を含め4人暮らし。今年1月7日の始業式から学校を欠席していた。


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