「怒りで思考停止に」 19歳少年が供述 茂原女性強殺 被告人質問

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 茂原市東茂原の住宅で昨年2月、住人の椎野芳子さん=当時(85)=が現金を奪われ殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた少年3人のうちの当時18歳の土木作業員だった少年(19)の裁判員裁判の被告人質問が17日、千葉地裁(川田宏一裁判長)であった。少年は「あると聞いていたお金がなかった焦りやいら立ちがあった。怒りに任せて思考停止になった」と殺害動機を述べた。

 当初は被害者の首を絞めて気絶させ、その間に金を盗んで逃げるつもりだったが、金が見つからず、気絶した被害者が目を覚まし「金は腹の中にある」「殺すなら殺せ」と話したため、「頭が真っ白になり、どうにでもなれと思った」という。取りに行かせた包丁で首を1回刺した後、共謀した19歳少年から「とどめを刺せよ」と言われ、さらに2回刺したとした。

 強盗を行った理由を、19歳少年から「そんなこと(強盗)もできないのかよ」と挑発され、「ばかにされたくない思いから誘いに応じてしまった」と説明。報酬とされる1万円札について、共謀の17歳少年が犯行後の帰宅途中に手渡したと証言したのに対し「(自宅アパートの)リビングで受け取った」と述べた。

 また、被害者と遺族へ「人生を奪ってしまい申し訳ない。取り返しのつかないことをしてしまった。心から反省しています」と謝罪の言葉を口にし、「更生することが自分ができる償いだと思います」と続けた。

 18日は論告求刑と最終弁論を予定している。