強要の消防士免職 不祥事続発、防止へ倫理委 千葉市消防局

消防士の懲戒免職処分を発表し、謝罪した千葉市消防局の兼巻重義総務部長(右)ら=21日、同市役所
消防士の懲戒免職処分を発表し、謝罪した千葉市消防局の兼巻重義総務部長(右)ら=21日、同市役所

 千葉市消防局は21日、女子高校生に性行為を無理強いしようとしたなどとして、若葉消防署の消防司令補、三上和也被告(21)=強要などの罪で起訴=を懲戒免職処分にした。管理監督責任として同消防署の男性署長(57)と男性副署長(56)をいずれも消防長訓戒とした。

 同消防署の消防士で懲戒処分を受けるのは三上被告で今年3人目。さらに、20日には道交法違反(酒酔い運転)の疑いで同消防署消防司令補の男(52)が市原署に現行犯逮捕されている。

 同消防局は「不祥事が続き申し訳ない。相次いだ理由は分からないが、内部で服務倫理検討委員会を立ち上げて再発防止策を検討する」とした。

 同消防局などによると、三上被告は11月5日、女子高校生の性行為を撮影した動画を入手したように装い、自分のスマートフォンから自分との性行為などを要求した他、裸の画像を送信させたとされる。当時は同消防署泉出張所で出動に備えた待機中で、他の職員は三上被告の犯行に気付かなかった。

 三上被告は約1年前にツイッターで女子高校生と知り合ったとみられる。「自分が非常識な大人だった。相手には申し訳ない」と反省しているという。

 同消防署では9月に交通違反歴の虚偽報告で、11月にはセクハラでそれぞれ別の消防士が減給と戒告の処分を受けた。道交法違反(酒酔い運転)の疑いで逮捕された消防司令補については、市原署が飲酒状況などを捜査。同消防司令補は「公園で酎ハイを1杯飲んだ」などと供述している。

◆市長「深くおわび」

 千葉市職員の不祥事が続いたことを受け、熊谷俊人市長は21日、「誠に遺憾であり、市民に深くおわびする。再発防止と信頼回復に努める」とのコメントを発表した。

 熊谷市長はコメントで、同日消防局長に対して厳重注意をしたことを明らかにするとともに、25日に緊急に部長職以上の幹部を招集して綱紀粛正に向けた訓示を行うとした。


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