保護男性死なせた疑い 印西署員3人書類送検

  • LINEで送る

 昨年6月、印西署員が保護した泥酔男性が同署へ搬送中に意識不明になり入院先で死亡したことを巡り、千葉県警捜査1課は20日、泥酔男性の様子を十分に確認せず死亡させたとして業務上過失致死の疑いで、保護に当たった同署地域課の男性警部補(59)と、38歳と29歳の男性巡査長の計3人を書類送検した。

 3人の書類送検容疑は昨年6月10日夜、印西市本埜小林で、酒に酔って暴れていた栄町のアルバイトの男性=当時(24)=を保護し、舌をかまないように男性の口にタオルを入れたまま車で同署へ搬送中に心停止状態にさせ、2週間後、入院先の病院で低酸素脳症が原因の肺炎で死亡させた疑い。

 捜査1課によると、男性が舌をかんで自殺するような発言をしたため、自殺防止目的で男性の同僚が口にタオルを入れた。警部補らは「全力で職務に従事していたが、もっとよく泥酔男性の状況を観察すべきだった」などと話しているという。

 男性は当日午後0時半ごろから、同僚6人と会社敷地内でバーベキューをしており、酒に酔ってカーブミラーを殴るなどしたため同僚が110番通報。駆け付けた警部補らが同7時10分ごろに男性を車に乗せ、約20分後に同署に着いた際に意識がないことに気付き、病院へ救急搬送した。

 3人は、警部補が運転するワンボックスカーの荷台部分に男性をあおむけの状態で乗せ、手錠を掛けた上で巡査長2人が両脚などを押さえた。男性の同僚2人も同乗していた。

 人身安全対策課は「(被保護者の)動静監視を徹底するよう指導して再発防止に努めたい」とし、監察官室は3人について「処分の有無を含め慎重に検討して判断する」としている。