「死に直結」8年求刑 知人男性の頭蹴った格闘家 千葉地検

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 昨年6月に知人の格闘家に頭部を蹴られた男性が意識不明の重体となり、その後死亡した事件で、傷害致死の罪に問われた格闘家で無職、山本勇気被告(30)=千葉市美浜区幸町=の裁判員裁判の論告求刑公判が26日、千葉地裁(岡田健彦裁判長)で開かれ、検察側は「プロ格闘家である被告の暴力は危険性が高く、死に直結した」として懲役8年を求刑した。判決は11月1日。

 検察側は論告で、被害男性の飲食店で勤務していた交際相手が酒に酔って帰宅し、男性に飲酒状況を尋ねた際に飲酒量に変遷があったため激怒したと指摘。「至近距離から不意を突いて右側頭部を左足で蹴って意識喪失させ、その後死亡した」と述べた。

 弁護側は「通常であれば死に至らない程度の暴行。男性の動脈瘤(りゅう)が死因だった」と暴行が直接的な死因ではないとして、懲役3年以下の執行猶予付き判決を求めた。

 最終意見陳述で山本被告は「許されることだとは思っていないが、一生かけて償いたい」と涙声で謝罪した。

 起訴状などによると、昨年6月30日午前2時半ごろ、同市中央区中央3の自宅マンション1階入り口で、知人の飲食店従業員、長沢飛さん=当時(23)、同区星久喜町=の右側頭部を1回蹴り、くも膜下出血の傷害を負わせ、翌日、搬送先の病院で死亡させた。