市川施設女性遺体で元管理人 傷害致死など罪認める 千葉地裁で初公判 

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 市川市北方町のNPO法人が運営する福祉施設「さくらグリーンハウス市川」で昨年8月、入所者の女性が遺体で見つかった事件で、傷害致死と暴行の罪に問われた住み込みの元管理人で無職、生田玲子被告(56)の裁判員裁判の初公判が11日、千葉地裁(楡井英夫裁判長)で開かれ、生田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 冒頭陳述で検察側は「寮長と呼ばれ、気に入らない入所者に厳しく叱責(しっせき)し暴行した」と指摘。「被害者に布団をかぶせて胸などを数回殴るなどし、外から南京錠で施錠した。日常的な暴行の延長で、複数の入所者に暴行を繰り返した恒常的犯行」と述べた。

 弁護側は「施設入所者だったが、推薦されて管理人になった。集団の共同生活のルールを守らせる立場となり、特異な環境に強いストレスを抱えていた」として動機にくむべき事情があると主張した。

 起訴状などによると、昨年8月4日午後7時半ごろ、同施設で入所者の川久保儀子さん=当時(84)=の顔や腹を数回殴る蹴るなどした上、鼻や口をタオルでふさぐなど暴行。同月27日午後6時すぎ、同所で同様の暴行を加え、布団をかぶせて押さえ付けて胸などを数回殴り、頭や胸にけがを負わせて外傷性ショックか窒息、または両方により死亡させたなどとしている。