入試前に評価決定 千葉県立白井高 体験入部なし不利に

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 千葉県教委は29日、県立白井高校(白井市)の本年度入試前期選抜で、入試前の学校説明会や部活動体験に参加しなかった受験生らに、高い評価を与えず不適正な対応をしていたと発表した。同高は、今回の評価基準を事前に公表していなかった。昨年3月に判明した県立幕張総合高(千葉市美浜区)に続く不透明な選抜に、県教委は「誠に遺憾」とコメントした。

 県教委学習指導課によると、白井高は前期選抜で学力テストに加え、スピーチか部活動の実技で評価する「自己表現」検査を実施。説明会などへの参加、部活動への入部が見込めることなどを最高のA評価の条件とし、候補者を事前にリストアップ。他の生徒は当日の出来にかかわらず、Aが付かないようにしていた。

 Aと、次点のBでは40点の差が開く。この差により不合格となった受験生の有無について、県教委は「検証は難しい」として明言を避けた。

 同高の穴沢真治教頭は「恣意(しい)的に特定の生徒を合格させようとしたわけではない」と釈明。ただ、来年度からは自己表現を面接に変更するという。29日に保護者向けの臨時説明会を開いた。

 今年2月に内部告発があり、県教委が県立123校に事情聴取し判明した。公表していた基準と異なる方法で評価していた高校が他に12校あったが、県教委は「全受験生に対して同一の評価基準だった」として校名を明かしていない。