元行員に実刑判決 1億円詐取で懲役6年 地裁松戸支部

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 三井住友銀行の主任だった当時、顧客の口座から自身の口座へ不正に送金するなどした事件で、電子計算機使用詐欺と窃盗の罪に問われた松戸市幸谷、無職、橘高ゆかり被告(36)に地裁松戸支部(一場修子裁判官)は27日、懲役6年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。

 判決で一場裁判官は「従業員として豊富な知識や経験を用いて、帳簿上の記録を整えたり来店頻度が少ない顧客を選んだりして、犯行は計画的で巧妙」と指摘。「被害は約5年の長期で約1億944万円と高額で結果は極めて重大」と述べた。

 千葉県警や冒頭陳述によると、不正が発覚した2016年6月までの7年間で被害総額は約4億8千万円だったが一部が時効に。盗んだ金は外国為替証拠金取引(FX)などに使用していた。

 判決によると、同行新松戸出張所(同市新松戸2)の主任だった11年3月~16年4月、同出張所のオンライン端末機を不正に操作し、別の銀行に作った外国為替オンライン預託の口座に計約2753万円を送金し詐取。また、複数人の顧客の口座から計約8191万円を盗んだ。