消防士長を停職1月 住居手当を不正受給 7年半で220万円 野田

  • LINEで送る

 7年半以上にわたり住居手当計約220万円を不正に受給したとして、野田市は23日、消防署北分署の男性消防士長(35)を停職1カ月の懲戒処分にした。消防士長は不正受給分を全額を返納している。

 同市消防本部総務課によると、消防士長は市内の賃貸住宅で1人暮らしをしていたが、2010年8月に市内の実家へ転居。賃貸住宅の解約で住居手当の受給資格がなくなったが住所変更せず、10年9月~今年6月までの7年9カ月間、月2万3500円の住居手当計220万9千円を受け取っていた。

 消防士長は転居翌月から県外で行われた半年間の長期研修に参加。不正を認識していたが、「研修の準備に追われていた。研修後も、職場に叱られると思い手続きできなかった」と説明している。

 今年7月、県市町村職員共済組合が消防士長へ送付した年金の関連書類が宛先不明で返送され、組合が同本部へ連絡して発覚した。

 同市の小島雅之消防長は「深くおわびする。倫理および服務規律の確保について指導を徹底する」、鈴木有市長は「公務員という立場を改めて認識させ、信頼を取り戻すよう努める」とそれぞれコメントした。