前白井市長に賠償命じる 地裁、請求通り2360万円 北総鉄道補助金の違法専決処分

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 白井市の横山久雅子前市長が2010年に北総鉄道への補助金支出を専決処分したのは違法との最高裁の決定に基づき、市が横山前市長に約2360万円の損害賠償を支払うよう求めた訴訟の判決公判が23日、千葉地裁で開かれ、高瀬順久裁判長は「決定について争うことはできない」として請求通り支払うよう命じた。判決後、横山前市長は控訴について「今後検討する」と述べるにとどめた。

 判決によると、千葉県と市など北総鉄道の沿線自治体が09年、運賃値下げのため、分担して補助金を支出することに合意。市議会で支出の議決を得られず、横山前市長は10年10月、約2360万円の支出を専決処分した。

 10年12月、市民団体が「専決処分は違法」として、市が前市長に支出額を賠償させるよう求めて千葉地裁に提訴。15年1月、最高裁が市民団体の訴えを認めた二審東京高裁判決を確定させた。市は前市長から期限までの賠償支払いがなかったため、提訴していた。

 昨年9月に地裁から和解案が示され、市と横山前市長の双方が受け入れる方針で同意したが、翌10月に市が提案した関連議案を市議会が否決したため和解は成立しなかった。