危険ブロック塀撤去 千葉県立学校で工事始まる

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危険性があるブロック塀を取り壊す業者=20日、千葉市美浜区の県立検見川高
危険性があるブロック塀を取り壊す業者=20日、千葉市美浜区の県立検見川高

 大阪府北部地震で小4女児が倒れたブロック塀の下敷きになり死亡した事故を受け、千葉県教委による現地調査で対策が必要と判断されたブロック塀の撤去工事が20日、千葉市美浜区の県立検見川高校で始まった。県教委は年内をめどにブロック塀がある県立学校112校の349カ所全てで現地調査を行い、2019年度末までに塀の改修や撤去などを行う。

 同高のブロック塀は、旧建築基準法に基づき1978年ごろプールとテニスコートの間に設置された幅約40メートル。プール内側の高さは1・9メートルと現行基準(2・2メートル以下)の範囲内だが、外側は高さ2・3メートルで基準を10センチ上回り不適合だった。

 施工業者がブロック塀上のフェンスを専用工具で解体した後、重機などを使い塀を壊していった。今後は約1週間かけ、塀の撤去や周囲への立ち入りを禁止するフェンスを設置する。

 県教委の緊急調査では、ブロック塀があった県立学校112校のうち、現行法に適合しない高さや厚みの塀が95校261カ所、傾斜や亀裂がある塀が52校に97カ所見つかった。国公私立の幼稚園や小中高校など全国5万1082校を対象とした文部科学省のブロック塀の緊急点検でも、県内の612校で安全性に問題のある塀が見つかっている。