23歳男に懲役4年 地裁「心神耗弱」と認定 連続通り魔

  • LINEで送る

 千葉市と船橋市で2016年8月、中学3年の女子生徒=当時(14)=ら2人が刃物で刺された連続通り魔事件で、傷害と銃刀法違反などの罪に問われた埼玉県ふじみ野市、無職、大野駿被告(23)に千葉地裁(岡田健彦裁判長)は14日、懲役4年(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。

 岡田裁判長は判決理由で、検察側の精神鑑定結果は信用できるとした上で「重度知的障害の影響はあったが、判断能力は失っていない」として心神耗弱状態と認定。「無防備な被害者にいきなり刃物を突き刺し極めて危険な通り魔的犯行。ゲームをまねて犯行に及び、強い非難に値する」と述べた。

 検察側は論告で起訴前の精神鑑定の結果を踏まえ「善悪の判断する能力が完全に失われていたとはいえず、限定的責任能力があった」と指摘。弁護側は「違法性を認識せず、心神喪失状態だった」として無罪を主張していた。

 判決によると、16年8月23日午後5時ごろ、千葉市中央区弁天2の路上で、歩いていた女子中学生の背中を自転車で追い抜きざまに果物ナイフで刺し、約1時間半後に船橋市前原西7の路上で女子大生=当時(19)=の尻を刺し、いずれも重傷を負わせた。