住民税1266万円過徴収 我孫子市、データ送付ミス

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 我孫子市は13日、年金から天引きされる個人住民税の課税処理にミスがあり、あす15日に支給される年金で計約1266万円の過徴収が発生すると発表した。過徴収の対象となるのは市内の年金受給者のうち1315人で、同市は来月中にも返金する方針。

 同市課税課によると、ミスはデータの送付漏れが原因という。年金所得者の個人住民税は原則、年金からの天引きで徴収するが、6月に課税額が決定するため、4、6、8月に支給される年金では、前年度の徴収額に準じて天引きする「仮徴収」を実施。その際、過納となる市民については同市が仮徴収の中止処理を行うが、担当の20代男性職員がシステム操作を誤り、必要なデータの一部が送付できていなかった。

 担当者らがデータのチェックを行った際、エラーが発生。職員の操作ミスと判明した。市は対象者へ謝罪文を送付。1人当たりの過徴収額は最大約6万3千円で、同市は来月中旬にも還付通知書を郵送して返金口座の登録を依頼する。既に口座を登録している対象者へは来月中に返金する。

 星野順一郎市長は「多大なご迷惑をお掛けし深くおわびする。事務処理のチェック体制を強化し、徹底に努める」と謝罪した。

◆「還付金詐欺」注意呼び掛け

 市は、還付を行うにあたり、「還付金詐欺」に注意するよう、謝罪文の中で要請した。還付手続きは郵送する書類上で実施するため、担当者は「市の職員が電話で連絡したり、還付のためにATMを使用したりすることはない」と注意を呼び掛けている。問い合わせは同課(電話)04(7185)1111(代表)。