熱中症か75歳男性死亡 我孫子、農作業中に倒れ 2人重症、市松戸高6人搬送

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 猛暑が続く千葉県内で18日午後、我孫子市北新田の畑で農作業していた男性(75)が熱中症とみられる症状で倒れ、死亡した。県消防課によると、熱中症が原因とみられる県内の死者は今年に入って初めて。同日はほかに2人が重症で救急搬送され、市立松戸高校では全校集会で生徒が次々と不調を訴えて、6人が病院に運ばれた。午後4時時点の同課のまとめでは、計95人が熱中症とみられる症状で搬送された。19日以降も猛暑が続くとみられ、県や市町村は改めて熱中症への警戒を呼び掛けている。

 県消防課や我孫子市消防本部によると、死亡した男性は午前中から畑にいたとみられ、帰ってこないことを心配した妻が様子を見に行き、倒れているのを見つけた。妻から午後2時25分ごろ119番通報を受け、救急隊が駆け付けたが、男性は意識不明のまま病院に運ばれ、間もなく死亡が確認された。銚子地方気象台によると、同日の我孫子市の最高気温は35・2度を記録する猛暑日だった。

 重症者は、習志野市と市川市の2人。習志野市消防本部によると、同日午前11時20分ごろ、市内の路上で男性(24)が倒れているのを通行人が見つけ119番通報。市川市消防局によると、午後2時10分ごろには市内の会社の屋外で荷下ろしをしていた男性(41)が倒れた。2人は3週間以上の入院が必要。

 一方、市立松戸高では18日午前10~11時ごろ、体育館で行われた全校集会で、生徒21人が体調不良を訴え、うち6人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。

 県や同校によると、6人のうち1~3年生の女子生徒3人は3週間未満の入院が必要な中等症。男女3人は軽症。ほかの15人は保健室で休んでから帰宅した。

 西野孝教頭は「体調を崩した生徒には申し訳ない。今後、終業式などの際には時間を短く抑えるなどの配慮をしたい」と話した。

 猛暑は当面続く見通しで、県環境政策課は「特に日中の屋外作業は避けるべき。やむを得ない場合でも、帽子をかぶる、小まめに水分を取る、日の当たらない場所で休憩するなどの対策を」と呼び掛けている。

◆船橋など5カ所で猛暑日

 千葉県内は18日、高気圧に覆われて広く晴れ渡り、我孫子市や船橋市で35度以上の猛暑日を記録した。きょう19日も厳しい暑さとなる見込みで、引き続き熱中症に警戒が必要だ。

 銚子地方気象台によると、佐倉市で35・7度、船橋市で35・5度、市原市牛久で35・3度など全15観測地点のうち5カ所で猛暑日となった。佐倉市は平年より6・5度高かった。

 今後1週間は暑い日が続くと見られ、同気象台は暑さを避け水分をこまめに補給するなど、十分な熱中症対策を呼び掛けている。