大学生男に懲役4年6月 千葉の学習塾殺人未遂

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 JR幕張駅前(千葉市花見川区)の学習塾で昨年5月、知人女性=当時(25)=を包丁で刺したとして、殺人未遂と銃刀法違反(所持)の罪に問われた同区幕張町3、大学生、宮正竜被告(22)の裁判員裁判が27日、千葉地裁であり、金子武志裁判長は「犯行態様は相当危険」として懲役4年6月(求刑懲役8年)を言い渡した。

 金子裁判長は判決理由で「一歩間違えれば頸(けい)動脈などを傷付け死亡する危険なもの。他人の生命を犠牲にして苦しみから逃避し、性格を矯正したいという身勝手な価値判断」と指摘。一方で自閉症などの傾向があり「ストレスを感じやすく暴力的、破壊的行動への抑制が十分でない特性が影響した。更生支援も期待でき再犯の可能性は相当程度軽減した」と述べた。

 判決によると、昨年5月31日午後3時半ごろ、教育実習先の面接などのストレスから「誰でもいいから殺して刑務所に入ろう」と考え、勤務していた学習塾で同塾教室長の女性に殺意を持って包丁(刃渡り約16センチ)で背後から首を1回刺し、頸部(けいぶ)刺創や足の骨折などの重傷を負わせた。