女性係長9633万円着服 管理する金庫から JAとうかつ中央

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 JAとうかつ中央(とうかつ中央農協、本店・松戸市上本郷)の松戸南支店に勤務している50代の女性係長が、昨年7月から約1年間にわたって金庫内に保管していた現金計9633万円を着服していたことが20日、千葉日報社の取材で分かった。JAによると、女性係長は出納事務担当で日常的に金庫を管理しており、聞き取りに対して現金の着服を認めている。JAは早急に内部調査を行い、松戸署に被害届を提出するとともに係長を処分する方針。

 18日に行った抜き打ちの内部監査で発覚した。係長は聞き取り調査で着服を認めた。着服の理由や現金の使い道など、早急に調査する。JAは同日、松戸署に相談しており、女性係長に自宅待機を命じた。女性係長は勤続30年以上のベテラン職員という。

 JAは、22日に本年度の「通常総代会」を松戸市民会館で開く予定で、女性係長が現金を着服した事実を急きょ報告事項に追加する。

 小倉忠勝代表理事理事長は千葉日報社の取材に、「現金の取り扱いについてルールに基づいた運用をきちんとしていなかった。関係部署と協議し再発防止策を検討中」と女性係長の現金着服を認め、再発防止策を講じると述べた。

 JAとうかつ中央は2008年、松戸市、千葉小金、流山市の各農協が合併して設立。組合員数は正組合員、准組合員の合計で16年度2万1261人。