「我慢できない」 リンさん父、会見で怒り 松戸女児殺害第8回公判

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 「リンさんを守ることができなくてすみませんでした」。声を震わせて謝罪した渋谷被告を見つめ、怒りを抑えるように強く拳を握りしめた。黙秘から一転、証言台で次々とこれまでの証人の発言を否定した渋谷被告に対し、リンさんの父親、レェ・アイン・ハオさん(35)は被告人質問後の記者会見で「(渋谷被告が)リンちゃんを殺害した犯人とはっきり分かった」と語気を強めた。ハオさんの求める「真実の証言」からはほど遠い被告の一言一言に、いら立ちを募らせた。

 連日法廷に足を運び、数々の証言に耳を傾けてきたハオさん。リンさんが行方不明になった日の言動が二転三転する被告に「別のうその話をした。本当に我慢できない」。誰も発言を止められない被告の元に駆け寄り、殴りたい気持ちを抑えたという。

 どうして殺されなければならなかったのか。「私にとって、渋谷被告が話したのは全てうそ」「リンちゃんに報告できない。父は無力な人間。いつも待っていることしかできない」とがっくりと肩を落とした。

 共に出廷した母親のグエン・ティ・グエンさん(31)は「どんな判決になるか」と心配な様子だったという。硬い表情でハオさんは「今回の話をうそと判定して死刑の判決を出してほしい」。まな娘を奪った犯人に極刑を求めた。