広い世界、子どもたちに 自転車で各国巡り 佐倉出身、元教員の佐藤さん16日出発

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児童から贈られた寄せ書きの旗を掲げる佐藤さん=印西市立木刈小学校
児童から贈られた寄せ書きの旗を掲げる佐藤さん=印西市立木刈小学校
自転車で世界一周に挑戦する佐藤さんにエールを送る応援団
自転車で世界一周に挑戦する佐藤さんにエールを送る応援団

 教え子たちに広い世界を伝えたい-。今年3月まで印西市立木刈小学校(片岡正行校長、児童604人)に勤務していた元教員の佐藤文彦さん(30)=佐倉市=が、自転車での世界一周に挑戦する。「子どもたちに世界の広さ、挑戦することの大切さを伝えたい」と思い立ち、教員の仕事をなげうって、異国巡りに旅立つ。同校で今月開かれた壮行会で、教え子から「頑張って」との声援を受け、16日に空路で、出発地の米国に向かう。

 大学3年時に、人生初の自転車旅行に挑戦した。広い北海道を、自らの脚力を頼りに走破。「人力でも時間をかければ遠くの目的地までたどり着ける。それが実感できてうれしかった」。

 以来、自転車の旅に魅了され、千葉県内一周も敢行。九十九里浜を望む太平洋岸自転車道では「地元でも知らなかった美しい場所がある。世界に目を向けたらどうなるのだろう」と感動し、世界一周への思いを膨らませた。

 30歳という区切りの年齢での出発を決意し、教員を辞職。およそ4~5年かけて世界を巡る計画で、「北米」「南米」「アフリカ」「欧州」「中東」を経て、中国から帰国を目指す。

 日程と資金によりルート変更もあり得るが、約30カ国を訪れる予定。各国と日本との違いなど現地で見聞きし、教え子や日本中の子どもたちに現地情報を発信する。ツールはブログやSNS、ユーチューブ。元教員という経験を生かし、日本の小学生が学んでいることや流行りの遊びを各国の子どもたちに教える。

 6日に同校で開かれた壮行会では、自転車にまたがって登場した佐藤さんが「この自転車で世界一周する」と宣言した。

 エールを送った応援団長の6年、倉持彰英君(12)は「頑張ってほしい」と話し、佐藤さんの教え子で4年の武田彩和さん(9)と石川那由多君(9)は、「熱血先生に、夢をかなえてほしい」と期待した。

 佐藤さんの「自転車世界一周ブログ」は、http://satofumihiko.thick.jp/