<松戸小3女児殺害>初の対面、目合わせず

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リンさんの写真を並べ記者会見するハオさん=4日、千葉市中央区の千葉県弁護士会館
リンさんの写真を並べ記者会見するハオさん=4日、千葉市中央区の千葉県弁護士会館

 おぼつかない足取りで入廷してきた渋谷被告を見つめる表情は、怒りに満ちているようだった。「事件に一切関与していない」と無罪を主張した渋谷被告に対し、初公判後に記者会見したリンさんの父親のレェ・アイン・ハオさん(35)は「本当に怒っている。何もしていないならば、なぜ今まで何も言わなかったのか」。感情をあらわにした。

 被害者参加人として検察側後ろの席に座り、渋谷被告とほぼ向かい合うようにして初めて対面した。何を考えているのか心の中を探ろうとしたが、「眼鏡を掛けていて(渋谷被告の)目がよく見えなかった」。渋谷被告もハオさんと目を合わせることはなかったという。

 静かに公判の進行を見守っていたハオさん。しかし、検察側が犯行に使用されたとされる証拠品の説明には娘への思いが強くなったのか、机の上で両手を強く握りしめ、表情を一層険しくした。初公判前「きょうまで長かった。まだ何も分かっていない」と話していたが、公判で娘の死の真相が分からず「きのうまでと何も変わらない」と、淡々と裁判初日を振り返った。

 ピースサインする姿などリンちゃんの写真を並べて会見した。「とても元気で幸せそうな顔をしている。どうして殺されなければいけなかったのか」と語気を強め「犯人が生活しているのは許せない。裁判で真実を判定してほしい」。真相究明を強く訴えた。