救急搬送中に脱輪 男性死亡も「遅延影響なし」 安房郡市消防本部

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 安房郡市広域市町村圏事務組合消防本部は30日、意識不明の重体になった男性(83)を搬送していた救急車が側溝に脱輪し、病院への到着が約27分遅れたと発表した。男性は搬送先の病院で死亡が確認されたが、病院の医師は「遅延による影響はない」としているという。

 同本部総務課によると、29日午後7時50分ごろ、鋸南町横根の住宅で、この家に住む男性が風呂場で倒れているのを家族が見つけ119番通報。男性は心肺停止状態で、同本部館山消防署の救急車が病院に搬送する際、住宅近くの町道脇の側溝に左側前後輪が脱輪した。男性は別の救急車で搬送された。

 町道の幅は約2・5メートル。救急車の運転手が道路上にあった枝を避けようとしてハンドルを左に切り脱輪した。側溝は落ち葉が積み重なっていて、見えにくい状態だったという。

 同消防署の石崎昌史署長は「家族や関係者に多大なご迷惑をお掛けした。安全確認の徹底を図り、再発防止に努める」とコメントした。