公道2キロ自動運転 千葉市やイオン実証実験 【マクハリ】

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公道を走行する自動運転車=24日午前、千葉市美浜区
公道を走行する自動運転車=24日午前、千葉市美浜区

 実用化に向けて技術開発が進む自動車の自動運転で、千葉市、イオン、群馬大学は24日、同市美浜区の公道を使って実証実験。自動運転車は、幕張メッセからイオンモール幕張新都心までの約2キロを最高時速約40キロで走行した。市によると、市内で自動運転車が公道を走行するのは初めて。実用化されれば、集客施設が広範囲に点在する幕張新都心の移動の利便性向上につながるとして、期待が高まる。

 米国自動車技術会が定義する「自動化レベル0~5」のうち、下から3番目に相当する「レベル2」での実証実験が行われた。運転手が乗った状態で、ハンドル操作と加減速をシステムが支援するよう設定して実験。

 約15分間のドライブで、運転中に運転席脇のタッチパネルで自動運転に切り替え、ハンドルから手を離して、左折や直進をシステムに任せた。

 群馬大学は2016年から公道での自動運転の実証実験を行っており、今回で10回目。県内では初めて。商業施設に囲まれた地域での公道走行も初の実験となり、収集したデータは商業地域での実用化などに活用する。

 群馬大学の小木津武樹准教授は「実証実験を通して、商業地域での自動運転技術の導入に可能性を感じた。実用化に向けて実験を重ねたい」と手応え。

 イオンは自治体などと連携して地域の発展を推進する「地域エコシステム」の一環として実施した。

 近未来技術を活用したまちづくりを推進する同市は、自動運転技術に高齢者ら交通弱者の移動手段としての活用にも期待。小型無人機「ドローン」の実証実験も行っている。