被告、起訴内容否認か 公判前手続き終了 松戸女児殺害

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 松戸市のベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)、市立六実第二小3年=が殺害され遺体で見つかった事件で、殺人と強制わいせつ致死、わいせつ目的誘拐、死体遺棄の罪に問われた渋谷恭正被告(46)=同市六実4=の第6回公判前整理手続きが11日、千葉地裁(野原俊郎裁判長)で開かれた。地裁は同手続きが終了し、渋谷被告が犯人かどうかが審理の争点になると明らかにした。裁判員裁判で弁護側は起訴内容を否認し、全面的に争うとみられる。

 既に決まっている6月4日の初公判のほか、判決期日を除く同18日まで計10回の公判期日が決定。公判は証人尋問に多くの時間が割かれる見込みで、18日は検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論を予定する。

 渋谷被告は捜査段階で黙秘や供述拒否を続け、認否は明らかになっていない。女児の父親レェ・アイン・ハオさん(35)は「被告が否認するのは自由だが、裁判では証拠を基に真実を明らかにしてほしい」と話した。

 起訴状などによると、渋谷被告は同小保護者会長だった昨年3月24日、登校中のリンさんをわいせつ目的で軽乗用車に乗せて連れ去り、車内などでわいせつな行為をし、首を圧迫して窒息死させ、我孫子市の排水路脇に遺棄したとしている。