飲酒運転の教頭停職 依願退職 教員不祥事止まらず 千葉県教委

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 市原市立若葉小学校の男性教頭(50)が今月6日、酒気帯び運転の疑いで千葉県警に摘発された問題で、県教委は18日、この教頭を停職6カ月の懲戒処分にし、教頭は同日依願退職した。3月末までの2017年度に県教委から懲戒処分を受けた教職員(監督責任除く)は22人で、16年度の2倍。飲酒運転の2人も含まれており、県教委は「不祥事根絶に向けた取り組みを徹底実施する」と強調していたが、新年度早々に指導する側の学校管理職が処分され、歯止めがかかっていない。

 県教委によると、教頭は6日午後6時10分から同10時50分ごろまでの間、市原市内の居酒屋2軒で開いた同校同僚との懇親会で飲酒。ビールを少なくとも2リットル、焼酎水割りも2杯程度飲んだのに、同校駐車場に止めてあった自分の車を運転し、帰宅途中の同11時50分ごろ、同市道で市原署員に摘発された。

 教頭は「飲み過ぎてしまい、2次会の途中ごろから記憶がなくなり、なぜ運転したのか分からない」と説明。一方、懇親会後に教頭と同校まで歩いて戻った同僚は「(教頭は)運転代行を呼んで帰ると話していた」と証言しているという。

 摘発されたのは同校始業式当日の夜。新入生らの安全確保や飲酒運転根絶を掲げた春の全国交通安全運動がスタートした日だった。

 教頭は今月着任したばかりだが、直前まで市内の別の小学校教頭を3年間務め、管理職を経験していた。

 記者会見した県教委の中村敏行教職員課長は「職員を管理・監督すべき管理職がこのような不祥事を起こしたことは極めて重大」とコメント。再三の不祥事防止の呼び掛けが教頭に響いていたかを問われると「結果的に、あまり響いていなかった」と受け止めた。

 そのうえで「不祥事の根絶にさらに力を入れていく」とし、18日付で各学校や市町村教委に「飲酒運転の絶対禁止」を改めて通知。校長会議などを通じて不祥事全般の防止徹底を図ると説明した。若葉小には後任の教頭が赴任する。