千葉県“無資格”3人任命 4年間、確認不徹底 食品衛生監視員

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 千葉県は17日、一定の資格を満たした県職員の中から任命し、保健所などで飲食施設や食品の調査を担当する「食品衛生監視員」について、2014~17年度の4年間に、資格を満たさない3人を誤って任命していたと発表した。3人とも実際に業務を行い、うち1人は食中毒による営業停止3件と食品回収命令1件の行政処分にかかわっていた。

 県は任命に当たっての確認が不十分だったと陳謝。4件の行政処分の妥当性は「複数の監視員が調査を担当し、各保健所で総合的に判断した結果」として問題はないとの認識を示した。

 県衛生指導課によると、同監視員として任命を受けるには、県から登録を受けた養成施設(大学の食品衛生関係コースなど)を卒業するか、食品衛生行政の経験が2年以上ある栄養士などの要件(資格)が必要。

 3月下旬、保健所職員から任命実態を巡る指摘があり、確認できる06年度分までさかのぼって調べた結果、男女3人が資格を満たしていなかったと分かった。

 3人の任命は野田、君津、山武の各保健所がリストアップした上で同課が行っていた。県健康福祉部の神部真一次長は「県民の信頼を損ね、深くおわびする。再発防止に最善を尽くす」とコメント。根拠書類の添付を各保健所などに義務付けるとした。月内に任命予定の本年度の監視員212人は全員が資格を満たしていると確認したという。