校長を減給、元教頭戒告 個人情報紛失で 千葉市教委

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 千葉市花見川区内の市立小学校で個人情報を紛失した上、約5カ月間市教委に報告がなかった問題で、同市教委は11日、同校の女性校長(59)を減給10分の1(1カ月)、当時の同校の男性教頭(57)=現同市立若葉区の小学校長=を戒告のいずれも懲戒処分にした。学校名は公表していない。

 市教委によると、花見川区内の市立小学校で昨年10月、全校児童を含む計1850人分の個人情報が掲載された名簿1冊を紛失。名簿は同校の規則に反して鍵のかからないケースに保管されていた。さらに、女性校長らは紛失の報告を受けながら、今年3月に匿名の通報で発覚するまで市教委への報告を怠ったことも処分の対象になった。

 再発防止に向けて、市教委は同月30日付で個人情報の適正管理を求める学事課名の文書を市立学校全171校に出した。また、管理状況を確認するため管理職向けのチェックリストの作成を進めているほか、校長会などでも個人情報の取り扱いについて注意を促すという。

 磯野和美教育長は「不適正な情報管理で児童や保護者、関係者に多大な迷惑と心配を掛けたことは誠に遺憾で、心からおわびする。再度、個人情報の管理と規定の順守について周知徹底を図るとともに、教職員としての責務を十分に自覚し、市民の信頼を失わないように指導する」とのコメントを出した。