女性に灯油かけ燃やす 20歳の男女3人起訴 印西放火殺人

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 印西市の住宅が放火され女性が殺害された事件で、千葉地検は12日、殺人と現住建造物等放火の罪で、住所不定、定時制高校3年、金崎大雅容疑者(20)ら男女3人を起訴した。同容疑で共に逮捕、送検された東京都の少女(16)は「関与を立証するに足る証拠がなかった」として嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 他に起訴したのは、いずれも住所不定の菅野弥久(20)と仲内隼矢(20)の両容疑者。地検は3人の認否を明らかにしていない。

 捜査関係者によると、3人の一部は「暴行し、灯油をかけて火を付けた」と供述。「住宅にあった灯油を使った」と話していることも新たに判明した。

 起訴状などによると、3人は共謀し2月17日午後4時40分ごろ、印西市竜腹寺の海老原よし子さん(55)方で、室内にいた海老原さんやふすま、布団などに灯油をまきライターで火を付け、海老原さんの衣服などに火を燃え移らせて焼死させ、木造トタンぶき平屋建て住宅(約52平方メートル)を全焼させたとしている。

 捜査関係者によると、菅野被告が海老原さん方に出入りするようになり、他の3人も訪れるようになったという。「海老原さんと金銭トラブルがあった」との供述も出ていた。海老原さんの気道内にはすすが付着し、火災発生時は生存していたとみられる。

 金崎被告らは火を付けた後、車で逃走。翌18日正午すぎ、静岡県富士市の道の駅に駐車中の車にいるところを千葉県警の捜査員が確保した。