自宅で血流し85歳死亡 千葉県警が特捜班 事件、事故両面で捜査 茂原

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椎野さんの自宅周辺を調べる県警捜査員=26日午後2時半ごろ、茂原市東茂原

 26日午前8時55分ごろ、茂原市東茂原の無職、椎野芳子さん(85)方を訪れた親族から「(椎野さんが)血だらけで倒れている」と119番通報があった。椎野さんの胸元に血だまりがあり、現場で死亡が確認された。県警は茂原署に50人態勢の特別捜査班を設置し、椎野さんの周辺でトラブルがなかったか、殺人の疑いを含め事件と事故の両面で捜査を始めた。

 県警や長生郡市広域市町村圏組合消防本部によると、救急隊が到着した際、椎野さんは意識がなく呼吸をしておらず、寝室の畳の上で衣服を着て横たわった状態だった。体にできた傷から出血していた。死後硬直がみられたという。27日に司法解剖して死因を特定する。

 椎野さんは同居していた長女が入院したため、1人で生活していた。近くに住む長男夫婦が身の回りの世話で頻繁に訪れており、夫婦が椎野さんに会ったのは、前日の25日午後5時ごろに夕飯を届けたのが最後だったという。長男の妻(57)が倒れている椎野さんを見つけた。

◆「トラブル聞かない」交友女性

 現場はJR茂原駅から東南へ約1・3キロ離れた住宅と店鋪がある地域。複数の近隣住民によると、椎野さん方では以前、果樹園などを経営しており、現在も自宅周辺に広大な土地を所有しているという。

 椎野さんと同じ病院に通院したり、一緒に食事したり交友のあった近所の女性(64)は「25日の昼ごろに電話をかけて話した時は元気そうだった。病気の娘さんのことをいつも心配していた。おとなしい人で特にトラブルも聞いていない」と声を落とした。

 近くに住む別の女性も「少し足が悪そうだったが、手押し車を押してよく外出していた。21日ごろにも見掛けたので、亡くなったと聞いて驚いている」と話した。