土木事務所長らを送検 県警、金銭授受など追及 千葉市官製談合

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千葉中央署を出る池田容疑者を乗せた車両=8日午前
千葉南署から送検される内山容疑者

 千葉市発注工事の官製談合事件で県警は8日、逮捕した市緑土木事務所長、内山恵市容疑者(60)=同市若葉区多部田町、官製談合防止法違反の疑い=と、建設会社「伊藤工務店」(同市中央区蘇我1)社員、池田厚美容疑者(70)=同区南町3、公契約関係競売入札妨害の疑い=を送検した。県警は金銭授受の有無やどちらが談合を持ち掛けたなど、両容疑者の詳しいやり取りを追及する。

 内山容疑者は8日午前8時45分ごろ、送検のため千葉南署を出た。グレーのトレーナーに黒色ズボン姿で頭からフードをかぶり、うつむきがちで報道陣に背を向けたまま車に乗り込んだ。

 池田容疑者は同9時ごろ、千葉中央署を車で出発した。

 内山容疑者は1978年4月に採用され、昨年4月に同所長に着任し、今年3月末に定年退職を迎える予定だった。市の条例では、退職期日までに起訴されれば退職手当は支給されず、起訴されていなくても市の判断で差し止めることができるという。懲戒免職処分になれば、原則支給されない。

 市コンプライアンス推進室は「現在(内山容疑者は)接見禁止になっている。市として本人への聴き取り調査ができないので、処分の検討もできない」としている。

 内山容疑者は1月19日に退職願を提出したが、市は承認していない。同16日から始まった県警の任意聴取期間中、内山容疑者は年次有給休暇を取得していたが、逮捕翌日の今月7日からは欠勤扱いになっている。