処方箋なしで薬不正販売 19日間の業務停止処分 ウエルシア薬局ユーカリが丘店

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 医師の処方箋が必要な医薬品にもかかわらず、担当薬剤師が処方箋なしでの不正販売を繰り返していたとして、千葉県は7日、大手薬局チェーンのウエルシア薬局ユーカリが丘店(佐倉市上座)について、9日から27日まで19日間の薬局業務停止処分にした。勃起不全や脱毛症の治療薬、向精神薬を約3年間にわたって処方箋なしで販売。健康被害は確認されていないという。

 県薬務課によると、昨年9月に同薬局から内部調査で不正が判明したと報告があり、同11月まで3回の立ち入り検査を行っていた。

 不正販売していたのは30代の男性管理薬剤師=内部調査後に退職=で、2014年8月31日から昨年7月10日まで、自身を含む26人に処方箋なしで36種類の薬を計63回販売。「要望を断り切れなかった」などと説明しており、当初は処方箋を持参していた患者がその後に処方箋なしで買い求めてきた例もあったという。

 自身には向精神薬を勝手に処方。処方箋薬以外でも、用法や用量の説明文書を購入者に渡していない法令違反があった。県は一連の違反を県警に通報した。

 ウエルシア薬局(本社・東京)は取材に「薬の購入客に申し訳なく、(他の)利用客にも迷惑を掛けることをおわびする。法令順守を徹底する」とした。

 県はウエルシア薬局の県内の他3店舗でも処方箋を欠いた販売を確認したが、これは認識不足や勘違いが原因とみられるという。

 薬局業務停止は医薬品医療機器法に基づく処分。昨年3月に船橋市内の別の薬局も処方箋なしの不正販売で同様の処分を受けた。