晴天、初日に思い新た 千葉県内各地で迎春イベント 2018年スタート

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午前6時45分ごろ、雲の上から見た初日の出=1日、JAL機内
午前6時45分ごろ、雲の上から見た初日の出=1日、JAL機内
犬吠埼灯台の近くで初日の出を眺める人々=1日、銚子市の君ケ浜
犬吠埼灯台の近くで初日の出を眺める人々=1日、銚子市の君ケ浜
成田山新勝寺は多くの初詣客でにぎわった=1日午前
成田山新勝寺は多くの初詣客でにぎわった=1日午前

 晴天で幕開けした2018年。銚子市では1日早朝、犬吠埼周辺から日本一早い初日の出を拝もうと市民、県民らが集まり、雲間から昇る柔らかいオレンジ色の光を見つめた。早朝の成田空港からは、機内から初日の出を拝む恒例の特別フライトを実施。空港近くの成田山新勝寺(成田市)では、多くの初詣客が静かに参拝した。東京ディズニーリゾートではゲストが和服姿のミッキーと“初撮影”に臨むなど、各地で県民らが思い思いのスタイルで新年を迎えた。

◆日本一早い曙光に歓声 銚子・犬吠埼

 離島や山頂を除いた平地で日本一早く初日の出が見られるという銚子市には、前年よりも多い約5万7千人(市発表)が訪れ、初日の出を拝んだ。

 日の出時刻は午前6時46分。犬吠埼に隣接した君ケ浜では7時すぎに雲間から太陽が顔を出し、海岸線で寒さをこらえ待ち構えていた大勢の人たちからは拍手や歓声が上がった。来訪者はカメラやスマートフォンでしきりに撮影していた。

 長男と一緒に眺めていた東京・大田区の会社員、比嘉直弥さん(42)は「時間はかかったけれど、見られて良かった。一年間の励みになる」と笑顔で語った。

 この日はJR東日本と銚子電鉄が臨時列車を運行。同電鉄犬吠駅前など市内各地でさまざまなイベントが催され、元旦を盛り上げた。

 同市は地軸の傾きが関係し、元日前後の日の出時刻が平地で最も早い。

◆7万7000人がカウントダウン 浦安・TDR

 浦安市舞浜の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの両パークでは、大みそかの午後8時~1日午前7時まで特別営業。午前0時に合わせ、打ち上げ花火とともにカウントダウンを実施するなど、事前抽選で専用パスポートを手にした約7万7千人が「夢の国」で年を越した。

 元日は午前9時から通常営業が始まり、晴天の中、大勢の入園者でにぎわった。両パークでは和服姿のミッキーやミニーたちが入園者に新年のあいさつをする「ニューイヤーズ・グリーティング」を開催。今年のえと「戌(いぬ)」にちなみ、プルートをモチーフにした特大の門松が飾られるなど、新年の祝賀ムードに包まれた。

 正月プログラムは5日まで。パーク内ではお正月らしい和風テイストの期間限定商品が店頭に並ぶ。

◆幸せ願い初詣 成田山新勝寺

 元日から晴天が広がった成田市の成田山新勝寺は、境内の外まで参拝客が長い列を作った。初詣に訪れた人が大本堂で新年の無事を祈り、手を合わせた。

 親戚6人が集まって初詣に訪れた船橋市の北田清子さん(91)は「お正月は家族で過ごすのが1番。元日は亡くなった主人の誕生日でもあり、特別な日。今年は趣味の卓球を頑張りたい」と意欲を見せた。

 愛犬2匹を連れて家族で訪れた東京都江戸川区の会社員、丸儀行さん(46)は「毎年決まって成田山に初詣に来る。いぬ年なので愛犬も元気に家族が健康でいられるように祈った」と笑顔で話した。

 同寺では今年も約300万人の人出が見込まれ、初詣は節分すぎまで続き、連日多くの参拝客でにぎわう。

◆天空の“御来光”満喫 成田空港新春フライト

 成田空港(成田市)では新春恒例の「初日の出・初富士フライト」が行われ、乗客165人が空の上からの“御来光”を満喫した。

 同フライトは日本航空(JAL)と成田国際空港会社が共同企画し今年で10回目。乗客は晴れ着姿のスタッフや同市の観光PRキャラクター「うなりくん」に見送られ期待を胸に機内へ乗り込んだ。

 成田を飛び立った便名は平成30年1月1日にちなみ「3011便」。午前6時ごろ離陸すると、館山市沖の上空約5500メートル付近を旋回しながら初日の出を待った。

 雲海から太陽のまばゆい光が少しずつ顔をのぞかせると、機内からは「出てきた」「きれい」と大きな歓声。乗客らが窓際に身を乗り出して夢中でシャッターを切った。朝焼けに包まれた後は、西へ向かい「初富士」を堪能した。

 習志野市の座間清子さん(75)は夫の義之さん(75)と初めてフライトに参加。「初日の出を上空から見るのが夢で、キャンセル待ちでようやく乗れた。雲と太陽の分かれ目の色づきが美しかった」と目を輝かせた。