タイ人男に懲役13年 銚子ベトナム人刺殺

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 銚子市の路上で2016年12月、ベトナム国籍のグェン・ディン・リェンさん=当時(21)=が刺殺された事件で、グェンさんを包丁で刺したとして、殺人などの罪に問われたタイ国籍の同市、水産会社従業員、パーントーン・アーノン被告(24)の裁判員裁判の判決公判が26日、千葉地裁で開かれ、高橋康明裁判長は「危険性の高い悪質な犯行」とし、懲役13年(求刑懲役14年)を言い渡した。

 争点だった正当防衛の有無について、高橋裁判長はけんかが生じそうな状況に自ら飛び込み、準備していた包丁を用いたことなどを挙げて「急迫性が認められず、正当防衛も過剰防衛も成立しない」と判断。一方で「謝罪の弁を述べ、更正の兆しも感じられる」と述べた。

 判決によると、同年12月25日未明、同市の路上で、グェンさんの背中を包丁(刃渡り約20センチ)で突き刺して死亡させた。また、この事件の直前に同市内の飲食店内で、グェンさんの友人のベトナム人男性2人に仲間4人と共同で暴行を加え、うち1人にけがをさせた。