千葉地裁「共謀成立しない」 2人目無罪判決 佐倉集団リンチ死

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 佐倉市で2016年7月、四街道市大日の無職、栗田容さん=当時(53)=が複数人から暴行を受けて死亡した事件で、傷害致死の罪に問われた会社員の男性被告(42)=佐倉市=の裁判員裁判の判決公判が14日、千葉地裁で開かれ、金子武志裁判長は「現場にいた以外に何ら役割を果たしていなかった」などとして無罪(求刑・懲役7年)を言い渡した。同事件での無罪判決は2人目。

 公判の争点は、男性被告の栗田さんへの暴行と実行犯とされる男たちとの共謀の有無だった。金子裁判長は、暴行を目撃したとする関係者の供述を「内容が曖昧で思い込みの可能性が拭えず、暴行は認定できない」と退け、「男性被告は動けない栗田さんを車に搬送するのを手伝うなど暴行に対して消極的な態度を取っており、共謀は成立しない」と述べた。

 千葉地検の互敦史次席検事は「判決内容を精査し、適切に対処したい」とコメントした。
 
 同事件で千葉地裁は今月4日、同罪に問われた建材業の男性被告(56)=栄町=にも無罪判決を言い渡している。