仕事や家事に影響も 証拠写真にストレス 裁判員経験者が意見交換 千葉地裁

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 裁判員となって裁判に参加する負担について、裁判員経験者と司法関係者が議論する「意見交換会」が6日、千葉地裁で開かれ、裁判員経験者は裁判日程への注文や、遺体写真を見るケースを想定し、「夢に出そう」とストレスを案じた。

 裁判員を経験した男女8人と裁判官、検察官、弁護士の計15人が参加した。

 8人が担当した裁判はそれぞれ4~9日間で行われた。仕事や家事をしながら裁判員を務めた参加者が大半で、審理から判決までの期間について、連日開かれる集中型に賛成の意見が多かった。強盗致傷などの事件を担当した会社員女性(37)は「最低限の日数で終わった方が、送り出す勤務先の会社も楽だと思う」と話した。

 一方で、覚せい剤密輸事件を担った主婦は期間中、家事の時間が取れなかったといい「中日があれば一息つけ、家のこともできる」と分散型開催を提案した。

 8人が担当した事件ではなかったが、証拠として遺体写真を見ることも議論。多くの参加者が「夢に出そう」などと望まない中、有印私文書偽造などの事件を担った男性(54)は「できれば見たくないが、担当する以上見ないといけない」と述べた。

 裁判員制度は2009年5月にスタート。千葉地裁によると、県内で裁判員候補者に選ばれる確率は全国の地裁で3番目に高い256人に1人という。