千葉県幹部ら3人逮捕 排水路工事で官製談合の疑い

  • 0
  • LINEで送る

 千葉県警捜査2課と松戸東署などは23日、県発注の排水路工事の一般競争入札で、工事情報を業者側に不正に漏らしたとして、官製談合防止法違反の疑いで、県東葛飾土木事務所の前所長、佐藤政弘容疑者(58)=千葉市緑区あすみが丘4=と、同事務所前維持課長、佐藤好明容疑者(51)=船橋市習志野台2=の県職員2人を逮捕した。また、この情報を得て落札して公正を害したとして、公契約関係競売入札妨害の疑いで建設会社「岡本組」(松戸市大金平3)の元取締役、高松英範容疑者(74)=同市二ツ木=を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年8月25日に行われた松戸市内の県道排水路工事の入札を巡り、佐藤政弘容疑者と佐藤好明容疑者が同年6月と8月、同事務所で、予定価格や同社を含め入札に参加した業者の技術評価点、調査基準価格を高松容疑者に教えて同社に落札させ、公正な入札を妨害した疑い。

 同課は3人の認否を明らかにしていない。3人の動機や主導者、見返りの有無、他にも関与した人物がいないか関係先などを調べている。匿名の情報提供があり捜査していた。

 入札には3社が参加(うち1社は辞退)。工事の予定価格は約1億2605万円で落札額は1億1394万円。落札率は90・4%だった。入札額はもう1社の方が低かったが、総合評価方式のため技術評価点で岡本組が上回った。

 現在、佐藤政弘容疑者は県千葉土木事務所長、佐藤好明容疑者は県印旛土木事務所維持課長を務めている。