防衛省職員、起訴内容認める PCなど窃盗で初公判 千葉地裁

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 防衛省でパソコンなどが盗まれた事件で、省内の倉庫からテレビなどを盗んだとして、窃盗の罪に問われた陸自久里浜駐屯地通信学校(神奈川県横須賀市)の職員、須田克敬被告(42)=大網白里市駒込、休職中=の初公判が7日、千葉地裁(岡部絵理子裁判官)で開かれ、須田被告は「間違いありません」と、起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、4月30日~5月6日、7回にわたり、防衛省A棟からパソコンなど計26点(購入価格計136万4340円)を盗んだほか、4月17日~7月8日、7回にわたり、同省D棟からテレビなど計15点(同計42万3800円)を盗んだなどとしている。

 検察側の冒頭陳述などによると、須田被告は1996年ごろから競馬を始め、2005年ごろからインターネットでの競艇の舟券購入が増え、消費者金融などで借金をするようになった。妻と離婚後、一時ギャンブルを辞めたが、09年ごろから再び競輪や競馬、オートレースなどに金をつぎ込み、借金を重ねるようになった。

 10年ごろ、庁舎内のインクカートリッジを盗んで転売し、その金をギャンブルや消費者金融の返済に充てた。盗んだパソコンなどは買取店など13店に転売、同年8月~今年4月の換金総額は9352万2348円にのぼった。須田被告は買取店にLINEで見積もりを依頼したり、省内で盗んだノートパソコンを一時トイレ内に隠すなどしていたほか、換金した金を自分の口座に入金してギャンブルにつぎ込んだという。

 検察側は「まさか盗まれていたとは思わなかった」「許せないので厳重な処罰を求める」などとする、防衛事務次官らの供述調書も読み上げた。

 防衛省によると、須田被告は防衛省技官で1994年入省。2012年4月から東京・市谷の陸自中央業務支援隊に勤務。15年4月に陸自通信学校に移った。