無免許運転21人を免停180日に 公安委へ説明省き処分 執行課長「楽だと思った」 千葉県警が訓戒

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 普通免許証で中型自動車を運転し無免許運転となった違反者のうち、悪質性の低い違反者について、県公安委員会に説明せずに処分を軽減する不適切な事務処理を行ったとして、千葉県警が12日、運転免許本部執行課長の男性警視(52)を本部長訓戒としたことが、県警への取材で分かった。180日以下の免許停止処分は県公安委から本部長に委任されており、交通部長は専決で決裁できるが、執行課長は公安委への説明を省いて処分を軽減。執行課長は「説明しなくて済むなら、その方が楽だと思った」と話しているという。

 県警監察官室によると、執行課長は昨年7月26日~今年4月13日、道交法違反(無免許運転)で摘発された県内の男性21人について、180日の免許停止に軽減して処分。無免許は本来、免許取消処分(欠格期間2年)となるが、悪質性が低い違反者の場合は、公安委への説明の上処分を軽減できる。執行課長はその説明を省き交通部長決裁で処分した。21人はいずれも社用車やレンタカーなど、自分の車ではない中型自動車を無免許運転となることを知らずに運転したという。

 古川等首席監察官は「幹部職員が不適切な事務手続きを行ったことは遺憾。業務管理を徹底し、県民の信頼回復に努める」とコメントしている。

 県警は12日、執行課長の指示を受け決裁した当時の執行課の管理官の警視、課長補佐の警部、課長代理の警部を所属長注意とした。執行課長は18日付で配置換えする方針。