元経理が営業秘密盗む 千葉県警初、容疑で書類送検

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 勤務していた会社の営業秘密を盗んだなどとして、千葉県警生活経済課と東金署などは17日、不正競争防止法違反(営業秘密侵害)の疑いで東金市内の会社員の女(43)を千葉地検に書類送検した。同法違反での立件は昨年1月の同法改正後、県内で初めて。

 書類送検容疑は、同市内の土木建築会社で経理業務を担当し昨年7月11~29日、数回にわたり、同社が営業秘密として管理する顧客データを、貸与されていたパソコンを不正に操作してインターネット上のサーバー内にコピーした疑い。

 同課によると、女は同社に入社した2014年6月以降、主に経理を担当。昨年7月から40代の元同僚男性が設立した同業会社で掛け持ちして働くようになり、同月31日に正式に退社した。女は「新しい会社に移ることを見越してデータを盗んだ」などと容疑を認めているという。

 女は元の会社の社長男性の信頼を受け、在職中の秘密保持に関する誓約書を提出した上で、社長と2人しか知らないパスワードやIDを管理していた。ネット上の個人使用していたサーバーには工事実行書や見積書、図面など約4ギガバイト分のデータがコピーされていた。このうち得意先リスト1424件、仕入れ先リスト490件の計約800キロバイト分のデータが営業秘密に該当した。

 元同僚男性の会社でデータの使用はなく、第三者による閲覧や情報の漏えいなどはなかったという。

 女の退社後、会社役員男性が貸与していたパソコンを調べたところ、「データどろぼう」というファイルが見つかり、昨年12月に同署に相談し発覚した。