女に懲役5年求刑 白子・上智大学生の列に車 飲酒、スマホ運転で 千葉地裁で初公判

  • 0
  • LINEで送る

 白子町驚の千葉県道で6月4日、乗用車が上智大学の学生10人の列に突っ込み男女7人がけがをした事故で、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた、車を運転していた八千代市島田台、元介護施設従業員、勝間萌容疑者(22)の初公判が16日、千葉地裁で開かれた。勝間被告は起訴内容を認め、検察側は懲役5年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め結審した。判決は28日。

 起訴状などによると、6月4日午前2時35分ごろ、同県道で酒気を帯びた状態で時速約70キロで車を運転。スマートフォンの操作に気を取られて脇見をし、前方左右を注視しないなど漫然と車を走行させ、路側帯を車と同じ方向に歩いていた男女7人に急性硬膜下血腫や左ほほの骨を折るなどの重軽傷を負わせたなどとしている。

 7人はいずれも当時18~21歳。列の最後尾にいて最初にはねられた19歳の女性が急性硬膜下血腫の傷害。ほかの6人は加療約10日~4週間、全治約1週間~1カ月のけがを負った。

 論告で検察側は「2軒で少なくとも計5杯の酒を飲み、身体へのアルコールの影響を自覚していた。その上で好意を寄せている男性に会いに行くため運転しており言語道断」とし「一時意識不明となり昏睡状態となった女性は今も意思疎通ができず寝たきり状態で、死亡にも比肩する」と指摘した。

 一方、弁護側は「勝間被告が加入する任意保険は対人無制限で、被害者への相応の被害回復が見込まれる。自動車運転の恐ろしさを身をもって経験し反省している」と主張。勤務する介護施設には退職願を出しており「仕事を失い社会的制裁も受けている」と述べた。

 最終意見陳述で勝間被告は「反省と後悔を繰り返している。できる限り、精いっぱいの償いをしていきたい。被害者の方々や社会に大変なご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。